【Product】

着丈：約77cm
肩幅：約47cm
身幅：約56cm
袖丈：約62cm

【ドルチェアンドガッバーナについて】

イタリア,ミラノにて1985年始動したブランド。シチリアの宗教、家族、愛、をテーマに昨今のファッションシーンでは難しいとされているコンセプチュアルな世界観を持ったモノづくりによって現在も人気を博している。

90年代後半からそれまでの技術を活かし、セクシーで情熱的なプロダクションを展開している。まさに〈クラフトマンシップ×セクシー〉の共存を果たした唯一のブランドとして成長したと言える。特にメンズシャツは、繊細なカッティングと立体的なパターン、細番手のコットンやシルクを駆使した仕立てが際立つ。
テーラード的な構築美と官能的なシルエットを共存させた、当時のイタリアでも稀有な存在だった。

シンプルな無地シャツにも、襟腰や袖山のフォルム、ステッチワークなどに独自の美意識が宿っており、アーカイブ期のアイテムには『装飾ではなく、仕立てで艶を創造』という哲学を感じる。

時代が変わっても、彼らの服に流れるのは“手の記憶”。
華やかさの裏に潜む緊張感と温度こそ、ドルチェ＆ガッバーナを特別な存在たらしめている。

【ドルチェアンドガッバーナ シルク ジャズ シャツ/Dolce&Gabbana Silk Jazz Shirtについて】

シチリアは地中海に浮かぶ島。
アフリカ、アラブ、スペイン、ギリシャ、ローマ——多様な文化が交錯する土地であり、その音楽には古くから 哀愁・リズム・情熱・即興性 が宿る。
この4つの情景は、ジャズの持つ「ブルーノート」や「スウィング」とも深く共鳴している。

時を経て、地中海の風土とジャズの自由さを融合させた “Mediterranean Jazz” という新しい潮流が生まれ、
Giovanni Mazzarino や Enrico Rava など、世界的なジャズアーティストもシチリアから羽ばたいた。

そんな文化的背景を内包するシチリアを出自とする Dolce & Gabbana が手がけた本作は、
まさにジャズの即興性と、ブランドが持つ妖艶なエネルギーを重ね合わせた シルクシャツ。
重厚で艶のあるシルクは、近年ほとんど見られなくなった希少な質感で、
構築的でありながらどこかリラックスした“間”を感じさせる、珠玉の一着。